教室紹介「衛生学教室」
衛生学 大槻剛巳
同窓会の皆様,衛生学教室です。1972年の開学時に元学長望月義夫先生が開講されて以来,教育現場では,主に「環境保健」「産業保健」「食品保健」の授業を担当してきました。
望月先生はご存知の様に1989―1994年大学学長職を,1986-1988,1995-2000年は川崎医療短期大学学長職をお務めになられ,2000年秋の叙勲で『勲三等旭日中綬章』を受章されました。さて1975年には助教授として中村文雄先生が在籍され,1982年からは植木絢子先生が当時の実験病理学教室(木本哲夫教授)から助教授で移動されて来られました。
1990年に植木先生が教授に昇任され,その後講師としては1988年に田畑正司先生,兵藤文則先生が,1990―1992年には卒業生でいらっしゃる津島弘文先生,1994―1995年には同じく卒業生の絹川敬吾先生がご就任されてらっしゃいます。
兵藤先生は2005年まで講師をお務めの後,川崎医療短期大学看護科教授としてご就任され現在も要職をお務めです。
植木先生は2001年度一杯でご退任され,現在は川崎医療福祉大学リハビリテーション学科で特任教授としてご活躍中です。
大槻は1996年にそれまで専攻していました血液内科から転身して講師で赴任。
1997-2002年まで助教授をさせて頂いて,2003年より教授に昇任させていただいております。
教室の研究テーマは「珪酸・アスベストの生体影響~中でも免疫影響の検討~」であります。
平成18年度よりは科学技術振興調整費「アスベスト関連疾患への総括的取り組み」が採択され私は代表者として奮闘努力しております。これら詳細はまた,ホームページをご照覧ください。もしくは大学のHP
(http://www.kawasaki-m.ac.jp/med/index.html)から教室案内→衛生学→オリジナルホームページでアクセスして下さい。
さて,2007年2月に植木絢子先生が,完訳されました「知られざる科学者 ペッテンコーフェル」が出版されました。
植木先生は,ドイツへの留学もされてらした縁をお持ちで,その後環境医学研究の途へお進みになられたこともあり,ドイツで出版されたペッテンコーフェルの伝記をお読みになられた後に,日本語訳をされることを思い立たれたそうです。
詳細な経過などは,「訳者あとがき」に記されております。是非,お求めの上,お読みください。
この記事では,その表紙の写真を掲載することでご紹介とさせていただきます。
もしくは詳しくは,出版者の風人社ホームページ(http://www.fujinsha.co.jp/)あるいはその中の本著の紹介(http://www.fujinsha.co.jp/books/petten.html)を,ご欄ください。
今後とも,衛生学教室を何卒よろしくお願い申し上げます。
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